迷路プリントもラミネート加工して使うようにして下さい。基本的には指でなぞるだけです。書く迷路プリントだと、自分がなぞってきたルートが視覚で確認できるため、頭の中の記憶に残すという事を人はしません。自分がなぞってきたルートを、頭の中でしっかり覚え、思い出し、別のルートも探すという事をさせていくのが大切です。

迷路は基本的には空間認識を鍛えるのによいですが、それに記憶の要素も加えて行います。

決して無駄なトレーニングにはなりません。

レベル1~10までありますが、以前私が指導させて頂いていた、発達に遅れを持った未就学児童に対し、3歳からこのトレーニングを行ったところ、4歳半ばにはレベル10を1分50秒で出来るようになった児童がいました。

もちろんこのトレーニングだけではないですが、記憶、空間認識、物事を組み立てる力も身に付け、その児童は現在は、普通の小学校で支援級の必要もなく、健常児と同じように学校生活を送っています。

ただ単に迷路が出来るようになればいいのではなく、どのような工程で出来るようになるかが重要です。

ポイント

  • 必ずレベル1から行って、児童の達成感を味あわせてあげて下さい。
  • レベル1の段階で迷路のルール(線を出てはいけないなど)を教えてあげて下さい。